愛人との破局後、旅館オーナーを転々…「女将になりたかった」毒婦・小林カウの衝撃的な末路
昭和の時代に暗躍した毒婦、小林カウ。愛人との破局後、温泉旅館の経営者と関係を持ち、3人の命を奪い「女将」の座を狙った彼女の衝撃的な犯行と末路を振り返ります。
愛人との同棲生活の破綻と新たな出会い
小林カウは、愛人との同棲生活がわずか2年で破綻。しかし、彼女の野心は止まりませんでした。次に彼女が目をつけたのは、温泉旅館の経営者でした。関係を結んだ後、その妻を殺害させ、さらに男も手にかけて、“女将”の座を奪おうと企てたのです。
警察官との同棲と破局
夫の初七日も経たないうちに、カウは警察官である中村を自宅に引き入れ同棲生活を始めます。近隣住民からは、2人が殺害に関与したのではないかという噂が立ち上りました。中村自身もこの件で警察を解雇されています。カウは中村を養い、大学に通わせるほどの支援をしましたが、中村はカウを単なる性的対象、金儲けの手段としか見ていませんでした。同棲生活は2年足らずで破局し、カウは激怒しながらも、中村から手切れ金を受け取る羽目になったと言われています。
塩原温泉での事業展開と「女将」への野心
1956年春、カウは栃木県の塩原温泉郷で新たな事業を始めます。ホテル明賀屋前に店を借り、「那珂屋」という物産店をオープン。色っぽいと評判の彼女は、土産品だけでなく、猥褻な写真や大人のおもちゃなども販売し、店は繁盛しました。翌年には食堂「風味屋」も開店し、実姉の娘を養女に迎え、事業を拡大。約300万円(現在の貨幣価値で約6600万円)の資産を築き上げました。
カウは、自分で温泉宿を持ち、女将の座に就くという野心を抱くようになります。しかし、伝統ある塩原温泉で新参者が入り込むことは容易ではありませんでした。
この事件の続きは、鉄人社の新刊『高度経済成長期の日本で起きた37の怖い事件』で詳しく解説されています。