「こどもの日」に思う…世界で失われる命、80年前の日本の記憶
きょうは「こどもの日」。家族や友人と過ごし、平和な日常を実感している人も多いのではないでしょうか。しかし、世界では今もなお、多くの国で戦争が続いています。大人だけでなく、私たち一人ひとりが、その現実を知る必要があるのではないでしょうか。
ウクライナとイラン…子どもたちの未来を奪う戦争の現実
日本と深い交流があるウクライナは、隣国ロシアによる侵略を受け、国民を守るために戦っています。キーウと京都市は姉妹都市であり、人や文化の交流も盛んです。しかし、この戦争で、兵士だけでなく1万5千人以上の民間人が犠牲になっています。さらに、2万人もの子どもたちがロシア軍に連れ去られ、家族と離れてロシア語教育や軍事訓練を受けているという残酷な現実があります。
中東のイランでは、約2カ月前、アメリカが撃ち込んだミサイルが小学校を直撃し、160人以上の子どもたちの命が奪われました。イランは12歳以上の少年を「祖国防衛戦士」として募集しており、子ども兵士の問題も深刻化しています。
過去の日本の記憶…戦争の悲劇を繰り返さないために
これらの状況は、過去の日本の戦争と重なります。第二次世界大戦中、空襲などで子どもを含む民間人約80万人が命を落としました。また、海軍は14歳半から17歳までの少年を飛行予科訓練生として集め、約1万9千人が戦死しています。沖縄では、10代の生徒たちが軍に協力させられ、犠牲になりました。
第二次世界大戦後、世界各国は互いの命と権利を守るためのルール、すなわち国際法を定めました。その中で最も重要なのは、他国への侵略をしないことです。しかし、ロシアはこれを一方的に破りました。アメリカも、イランへの先制攻撃という行為は許されるものではありません。
日本の憲法と平和への誓い
日本は81年前の戦争に負けた後、新しい憲法を制定し、自ら武力を用い、他国と争わないことを国際社会に誓いました。アメリカは大切な同盟国ですが、私たちは平和と自由を守るために、共に歩んでいくことができるでしょうか。
SNSなどでは誤った情報も拡散されていますが、私たちは情報を鵜呑みにせず、批判的に考え、真実を見極める必要があります。人を傷つけ合わない世界を目指し、努力を諦めないことが、私たちにできることなのです。