まるで幽体離脱?津野青嵐の作品がメトロポリタン美術館に永久収蔵!世界が注目する「身体」の表現とは
ファッションとアートが交差する衝撃作「OutofBody,InDress」
今、世界のアート・ファッションシーンで大きな話題となっているのが、デザイナー兼アーティストとして活動する津野青嵐(つのせいらん)さんの作品です。彼女の制作した「OutofBody,InDress」が、世界最高峰の美術館であるニューヨークのメトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートに永久収蔵されました。現在、2027年1月10日まで開催されている特別展「CostumeArt」にて、実際にその作品を目にすることができます。
精神科看護師としての視点が生む、唯一無二のクリエイション
今回の収蔵は、メトロポリタン美術館のキュレーター、アンドリュー・ボルトン氏からの熱烈なオファーによって実現しました。同展では、これまでファッションの歴史で「見過ごされてきた身体」に焦点が当てられています。津野さんは、精神科看護師としての実務経験やファット・スタディーズ(体型に関する学問)の知見を背景に、3Dペンを用いて繊細なポリ乳酸フィラメントを編み上げる独自の技法を確立しました。首から下へ向かって身体から離れるような「外骨格」構造は、まるで幽体離脱をしているかのような不思議な浮遊感を漂わせています。
ムンクの「叫び」と共鳴する、脆くも救いのあるデザイン
展示会場では、名画であるエドヴァルド・ムンクの「叫び」と隣り合わせで展示されるという名誉を受けています。アンドリュー・ボルトン氏は、ムンクが描いた「実存的な苦悩」と、津野さんの作品が持つ「透明で脆く、救済的な崇高さ」が鮮やかな対照をなしていると評価しました。統合失調症に伴う幻聴や妄想といった繊細なテーマを、アートとして昇華させた彼女の表現力は、まさに次世代のクリエイターとして世界中から熱い視線を集めています。
日本から世界へ、特別な体験をメトロポリタン美術館で
今回の特別展「CostumeArt」では、5000年にわたる芸術の歴史と現代衣装を織り交ぜた壮大な空間が広がっています。津野さんの他にも、コムデギャルソンやアンダーカバーといった日本を代表するブランドの作品もフィーチャーされています。もしニューヨークを訪れる機会があれば、ファッションという枠を超え、私たちの「身体」そのものに問いかける津野青嵐さんの作品を、ぜひその目で確かめてみてください。詳細は、