【訃報】セブン&アイ名誉顧問・鈴木敏文氏が93歳で死去 日本の「コンビニ文化」を創り上げた伝説の経営者
「おにぎり」をコンビニの定番にした伝説の立役者
日本中の生活に欠かせない存在となったコンビニエンスストア。その礎を築いたセブン&アイ・ホールディングス名誉顧問の鈴木敏文氏が、18日に心不全のため93歳で亡くなったことが分かりました。鈴木氏は、今の私たちが当たり前のように利用しているコンビニという業態を日本に定着させた、まさに「日本のコンビニの生みの親」といえる人物です。
不可能を可能にし、小売業の常識を塗り替えた革新者
1974年、東京・江東区にセブン―イレブンの1号店をオープンさせた鈴木氏は、数々の革新的なアイデアで流通業界を変えてきました。当時は「家で作るもの」とされていたおにぎりの販売を強硬に推し進めて大ヒットさせたエピソードはあまりに有名です。さらに、特定の地域に集中出店する「ドミナント戦略」や、今では必須のPOSシステム(販売時点情報管理)をいち早く導入するなど、データを活用した経営スタイルは現在のコンビニビジネスのモデルとなりました。日本の消費生活を劇的に進化させた偉大な経営者の功績を、私たちは決して忘れることはないでしょう。
次世代に受け継がれる「挑戦」の精神
セブン&アイ・ホールディングスの伊藤順朗会長は、「鈴木名誉顧問の半世紀を超える挑戦と革新の取り組みは、グループの成長の基礎となっている」とコメントを発表しています。常に新しい価値を追い求めた鈴木氏の姿勢は、これからも多くのビジネスパーソンにとって指針であり続けるはずです。