オラクル株が4%急落!過去最高益でも投資家が「失望」した本当の理由とは?
過去最高を記録した決算、なぜ株価は下がったのか?
世界的なIT大手オラクルが、2026年度第4四半期および通期決算で過去最高の売上高を記録したと発表しました。売上高は前年同期比21%増の192億ドルと市場予想を上回り、クラウドインフラ収益も93%増という驚異的な伸びを見せました。しかし、市場の反応は冷ややかでした。決算発表直後、同社株は時間外取引で4%を超える下落を記録し、200ドルの大台を割り込んでしまいました。好業績にもかかわらず売られた最大の理由は、会社側が示した「売上高見通し(ガイダンス)の据え置き」にあります。投資家たちはAIブームに乗じたさらなる成長を期待していましたが、経営陣は従来の予測を維持したため、これが市場の失望を誘う結果となりました。
AI競争の裏で進む「巨額投資」とリスク
アナリストからは、オラクルが現在「受注残を履行するために、必要なインフラ構築を急いでいる」という分析が出ています。これはつまり、大規模なデータセンター整備などのために莫大なキャッシュ流出(設備投資)が発生していることを意味します。この先行投資フェーズにおいては、今後さらに負債の増加や株式の追加発行が必要になる可能性も示唆されており、投資家の間では慎重な見方が広がっています。OpenAIやエヌビディア、メタといったAI界の巨頭たちと大型契約を結び、最前線を走るオラクルですが、AIインフラへの投資はまさに「体力勝負」の様相を呈しています。
世界富豪ランキングにも激震?エリソン氏の資産が急減
今回の株価下落は、オラクルの共同創業者であり、同社株の約41%を保有するラリー・エリソン氏の資産にも甚大な影響を与えています。AI関連銘柄の調整売りが続く中、エリソン氏の推定純資産はわずか1週間で約500億ドル(約8兆円)も吹き飛びました。一時、世界富豪ランキングで2位にまで浮上した同氏ですが、現在はベゾス氏に抜かれ、5位へと順位を下げています。株価は年初来でこそプラスを維持していますが、過去最高値からは大きく離れており、今後のオラクルが市場の期待に応える成長を再び見せられるか、世界中のテック投資家が注視しています。最新の市場動向については、