「闘争は終わっていない」ネタニヤフ首相、停戦ムードを無視してレバノン攻撃継続へ
世界が注目する停戦合意に「待った」?揺れるイスラエルの強硬姿勢
米国とイランの間で「終戦覚書」が交わされ、中東情勢の緊張緩和が期待される中、イスラエルのネタニヤフ首相が独自の路線を貫く姿勢を見せています。首相はエルサレムでの記者会見で、「イランに対する軍事作戦は歴史的成功を収めた」と自らの成果をアピール。しかし、その矛先は緩むどころか、レバノンやガザ、シリアに向けられたままであり、「戦いはまだ終わっていない」と強い言葉で継続を宣言しました。
「安全保障」を盾にした対米対立の可能性
ネタニヤフ首相は、レバノン南部に構築したとする「安全保障地帯」について、自国の安全を守るためには必要な限り駐留し続けると強調。米国とイランの合意内容についても、「ヒズボラに対するイスラエルの行動の自由を制限させるつもりはない」と牽制しました。ホワイトハウスとの対立の可能性を問われても、「自国の利益のためには断固とした立場を取る」と譲歩を拒否しており、今後の国際社会との関係性に大きな波紋を広げています。
現場が語る「真の停戦」への険しい道のり
専門家からは、「ネタニヤフ首相は交渉から排除されており、軍事的な妨害しか手段がないのではないか」という厳しい指摘も上がっています。実際、今回の合意にはイスラエル軍の撤退条件が含まれていないため、現場での駐留が続く限り、完全な停戦は実現しないとの見方が強まっています。今年10月に控える総選挙を見据え、政治生命を懸けて強硬姿勢を強める首相の判断が、今後のレバノン情勢にどのような影響を与えるのか、世界中が注視しています。
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