【NY市場まとめ】イラン・イスラエル停戦で安心感 ナスダック反発もダウは小幅続落
中東情勢の緊張緩和で市場に安堵の空気
8日のニューヨーク市場は、イランとイスラエルが相互の攻撃停止を表明したことを受け、市場に広まっていた警戒感が和らぎました。このニュースにより、安全資産とされるドルからは資金が他通貨へ流れる動きが見られ、ドルは小幅に下落。一方で、先週末の急落で割安感が出たハイテク銘柄に買い戻しの動きが強まり、ナスダック総合指数は上昇して取引を終えました。
半導体関連株が急伸!アップルは新型AI発表で売られる展開に
株式市場では、前週の急落を招いた半導体セクターに勢いが戻りました。特にフィラデルフィア半導体指数は5.6%の急伸を記録。Googleがインテルに対しAI専用チップを大量発注したという報道が追い風となり、インテル株が11.2%の大幅高となったほか、マーベル・テクノロジーなども大きく値を上げました。一方で、注目されていたアップルのイベントでは新機能「SiriAI」が発表されましたが、期待先行による「材料出尽くし」感から株価は1.9%安で終了しました。
次なる注目は10日発表の米消費者物価指数(CPI)
市場の視線は現在、10日に発表される米消費者物価指数(CPI)へと向けられています。堅調な雇用統計を受け、FRBによる年内の利上げ観測が強まっている中、インフレ指標の結果次第では今後の金融政策の見通しが大きく左右される可能性があります。債券市場では利回りがまちまちの動きとなっており、投資家たちはFRBが実際に利上げへ踏み切るかどうか、その慎重な判断を見極めようとしています。
今後の金融政策がドル円相場を左右するカギに
為替市場では、ドル円が160円台前半で推移しました。中東情勢の急激な悪化が回避されたことで一時的な円買いも入りましたが、日米の金利差を意識したドル選好の地合いは続いています。また、エネルギー価格の高騰が総合的なインフレ指標を押し上げている現状について、専門家からは「いずれエネルギー価格はいずれ落ち着く」との見方も出ています。最新の経済指標については、