果樹農家が再び恐怖!「カメムシ大量発生」の予兆に四国4県が警戒態勢へ
2年前のトラウマ再び?カメムシ大量発生への不安と対策
今、全国の果樹産地で「カメムシ」に対する警戒感がかつてないほど高まっています。特に四国地方では4県が注意報を出し、農家は神経を尖らせています。なぜここまで警戒されているのか、それは2年前の異常発生による深刻な被害が、多くの農家の記憶に深く刻まれているからです。当時、一部の園地では「一面がカメムシで真緑」という衝撃的な光景が広がり、品質や収量に大きな打撃を与えました。
「真穴プライド」をかけて!JAにしうわの徹底防除
愛媛県八幡浜市の真穴地区では、JAにしうわの営農指導員を中心に、産地一体となって防除に取り組んでいます。5月から6月にかけて、スプリンクラーを使った薬剤散布を計3回実施。現在は誘殺灯(虫をおびき寄せる罠)や園地の見回りを強化し、一匹でも多くの発生を見逃さないよう目を光らせています。薬剤費の高騰という厳しい現実はあるものの、農家のみなさんは「正品率を高めるのが真穴プライド」と強い意志を持ち、ブランドを守るための戦いを続けています。
過去最多の誘殺数!高知のゆず産地でも高まる緊張感
カメムシの脅威は愛媛県だけではありません。高知県のJA高知県香美地区でも、生産者に警戒を呼びかける文書が配布されるなど、緊張が走っています。県によると、5月のフェロモントラップによるカメムシの誘殺数は「過去20年で最多」という異常事態。現時点で深刻な多発は確認されていませんが、農家の小松弥生さんは「2年前は初体験のレベルの被害だった」と語り、梅雨時期の気象条件に注意しながら、こまめな防除を徹底しています。
美味しい果物を守るために私たちができること
果樹農家が血の滲むような努力をして守り抜こうとしている、私たちの食卓を彩る美味しいミカンやゆず。今後、カメムシの発生量が増えれば、さらなる追加防除も検討されるとのことです。この夏、私たちがスーパーで手に取る果物には、こうした農家さんの執念とも言える防除の物語が詰まっています。異常気象や害虫の発生など、農業を取り巻く環境は年々厳しさを増していますが、産地の挑戦をこれからも見守っていきたいですね。