国内景気が2カ月連続で改善!日経平均7万円台の背景と私たちの暮らしへの影響とは?
景気DIが2カ月連続でアップ!AI・半導体需要が日本経済を後押し
帝国データバンクが発表した2026年6月の国内景気動向調査によると、景気を示す指標である「景気DI」が前月より1.0ポイント高い42.6となり、2カ月連続で改善しました。今回の景気底上げの大きな要因となっているのは、生成AIや半導体向けのインフラ投資です。データセンター関連の設備需要が活発なほか、日経平均株価が一時7万円台を記録するなど、金融市場の好調さも景気全体を力強く押し上げています。
全国・全業界でプラス基調、ただし「小売」には厳しい影も
今回の調査では、全10地域・全10業界のうち9業界で景況感が上向くという、約3年1カ月ぶりの明るい結果となりました。特に金融業界は政策金利の引き上げに伴う利息収入の増加で活気づいています。しかし、その一方で小売業界は唯一悪化しており、消費者の節約志向や新車・中古車販売の鈍化が顕著です。物価高の影響で、日常的な買い物には慎重な姿勢が続いており、景気回復の恩恵を実感しにくい状況が続いています。
今後の見通しは?金利上昇とコスト高が今後のカギ
夏に向けては、賞与の支給や旅行需要が家計を支えるプラス要因として期待されています。一方で、円安やエネルギー価格の高騰によるコスト負担は企業にとって大きな悩みです。さらに、政策金利の引き上げによる金利負担の増加も、企業の設備投資や住宅購入にブレーキをかける可能性があります。「AI需要で景気は上向き」という明るいニュースの一方で、緩やかなペースでの回復が続く見込みであり、私たちの生活レベルでは、もう少し慎重な経済状況が続きそうです。詳細は