『はじめてのおつかい』絵本作家・林明子さんが死去 世代を超えて愛された名作の数々を振り返る
世界中で愛される絵本を届けてくれた林明子さん、81歳で逝去
世代を超えて多くの人に愛され続けている絵本『はじめてのおつかい』や『こんとあき』の絵を手がけたことで知られる、絵本作家の林明子さんが、7月1日に肺炎のため亡くなっていたことが分かりました。81歳でした。福音館書店が8日に発表しました。
心温まる繊細なタッチで描かれた数々の名作
林さんは1945年、東京都生まれ。1973年に『かみひこうき』でデビューして以来、半世紀にわたって数多くの名作を生み出してきました。特に筒井頼子さんとタッグを組んだ『はじめてのおつかい』は、子どもが一人で挑戦する緊張感と成長を見事に描き切り、日本を代表する絵本として読み継がれています。その他にも、松岡享子さんとの『おふろだいすき』や、自身で作・絵を手がけた『おつきさまこんばんは』、『こんとあき』など、林さんの柔らかく温かみのあるイラストは、多くの読者の心に寄り添ってきました。
累計2000万部以上!林明子さんの功績
福音館書店によると、これまでに林さんが手がけた作品の累計発行部数は2000万部以上にのぼります。子どもの頃に読み聞かせてもらった記憶が、今度は親になった世代から子どもへと受け継がれている名作の数々は、これからも日本の絵本界の宝として残り続けるでしょう。突然の悲報に、SNSなどでも多くのファンから「子どもの頃の思い出そのもの」「林さんの絵にいつも癒やされていた」といった追悼の声が相次いでいます。なお、葬儀は家族葬として執り行われ、お別れの会については未定とのことです。
林さんの素晴らしい作品の数々は、これからも変わらず私たちの本棚で、これからも子どもたちの冒険を見守り続けてくれるはずです。