ハーランドは戦犯か?なぜノルウェー代表は「非情な指揮官」の采配ミスで敗退したのか
圧倒的な存在感が裏目に?ハーランドを代えられなかった理由
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会で、歴史的なベスト8進出を果たしたノルウェー代表。しかし、準々決勝のイングランド戦で延長戦の末に1-2で敗れ、彼らの夢は潰えました。この敗戦で議論を呼んでいるのが、コンディション不良が明らかだったエース、アーリング・ハーランドを延長前半終了まで下げなかった采配です。かつてはチームの絶対的エースからキャプテンマークを剥奪するなど、勝利のために冷徹な判断を下してきたストーレ・ソルバッケン監督でさえ、今大会のヒーローであるハーランドには手を付けられませんでした。
「1ヵ月前とは別人」データが示すハーランドの不調
データサイト『FotMob』の記録によると、ハーランドはイングランド戦で105分間プレーしながら、ボールに触れた回数はわずか「21回」でした。これは途中出場したアントニオ・ヌサよりも少ない数字です。グループステージのイラク戦で見せた果敢なハイプレスや、爆発的なスプリントは影を潜め、プレーは明らかに重く、精彩を欠いていました。大会を通算7得点と牽引してきた存在とはいえ、ピッチ上で「消えている」時間をこれほど長く許容すべきだったのか、疑問の声が上がっています。
ベンチに眠る逸材たちを活かせなかった代償
この試合、ノルウェーのベンチには代役として十分なタレントが揃っていました。実際に延長後半から投入されたヨルゲン・ストランド・ラーセンは、クリスタル・パレスへ移籍し、プレミアリーグで2桁得点を記録した実力者です。他にもヌサやオスカー・ボブといった、試合の流れを変えられる若手も控えていました。もし相手がハーランドでなければ、ソルバッケン監督は迷わず交代カードを切っていたはずです。リアリストとして知られる指揮官が、この大一番で「エースへの信頼」というロマンを優先した結果、代償を支払うこととなってしまいました。
今回の試合の詳細は、FIFA公式サイトの