【沈黙のエース】フランス代表エムバペ、W杯で見せた悔しさと葛藤。なぜ得点を奪えなかったのか?
徹底マークに苦しんだエムバペの「沈黙」
世界最高峰のストライカー、フランス代表のキリアン・エムバペが、今大会でかつてない苦境に立たされました。高い決定力を武器に得点を量産してきた彼ですが、スペイン戦では相手の強固な守備網に阻まれ、本来のプレーを封じ込められてしまったのです。スペースを消され、ボールを持てばすぐに厳しいマークに遭う展開。シュートチャンスさえ満足に作れず、まさに「沈黙のエース」という言葉がふさわしい試合となってしまいました。
いら立ちの先に見えた指揮官との抱擁
試合終盤、思うようにプレーできない焦りから、相手GKへ強引なタックルを仕掛けて警告を受ける場面もありました。試合後のインタビューでは「相手にどうダメージを与えればいいのか、方法を見つけられなかった」と素直に限界を認めたエムバペ。それでも、退任を控えるデシャン監督と抱擁を交わす姿からは、チームへの強い思いと今大会への深い悔しさが伝わってきます。3大会連続の出場で決勝進出を逃すという結果は、彼にとって今後のキャリアを左右する大きな経験になるはずです。