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豊漁一転、不調続く「ひみ寒ぶり」出荷宣言は年内なし?氷見市に広がる落胆と期待

投稿日:2025年12月20日

富山県氷見市のブランド魚「ひみ寒ぶり」の出荷宣言が、昨シーズンに比べて1か月近く遅れ、地元関係者の間で不安と期待が入り混じっています。書き入れ時の師走、鮮魚店や民宿は「早く宣言が出て」と切実に願う中、豊漁が期待されていた今年の寒ブリ漁は不調が続いています。

水揚げ量が激減…ふるさと納税の先行予約も打ち切り

氷見魚市場での水揚げ量は、11月下旬には600~800本台でしたが、12月に入ってからは徐々に減少し、100本を下回る日も出てきています。12月13日に704本と関係者の期待が高まったものの、週明け15日には257本に落ち込みました。この状況を受け、氷見漁協は、ふるさと納税の返礼品である「ひみ寒ぶり」の先行予約を16日に完全に打ち切りました。

宣言基準の引き上げと不漁の原因

「ひみ寒ぶり」として出荷するためには、氷見漁協や漁業者、仲買人らでつくる判定委員会が、大きさや形、本数などを総合的に判断し、安定出荷の見込みが立てられる必要があります。今シーズンは、昨シーズンから重さの基準を7キロ以上から8キロ以上に引き上げられたことも、宣言の遅れに影響していると考えられます。

富山県は、今冬のブリの不漁の原因について、秋田県から青森県沿岸にかけた日本海北部でブリが南下を始める水温より高い15度以上の場所が広がっていることが影響しているとの見解を示しています。

地元関係者の落胆と今後の見通し

氷見市の水産加工関係者は「年内は厳しいかもしれない」と声を落とします。昨シーズンは11月20日に宣言が出され、豊漁も相まってブリ関連の寄付額は過去最高の9億1075万円に上りましたが、今年は厳しい状況が続いています。

宣言が出ない場合は、氷見漁港で揚がった「寒ブリ」として提供するか、来シーズンに「ひみ寒ぶり」を届けるかを選択してもらうことになります。地元関係者は、早期の出荷宣言に期待しつつも、厳しい現実を受け止めながら今後の対応を検討しています。

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