高市首相の「数の力」に与野党が反発 国会運営の迷走で秋の臨時国会も波乱の予感
衆院選圧勝から一転、「数の力」を振りかざす官邸の強硬姿勢
2月の衆院選で圧勝した高市早苗首相ですが、今国会では「数の力」を背景にした強引な国会運営が際立ち、大きな波紋を呼んでいます。特に日本維新の会との連立に基づく法案審議を優先させたことで、野党のみならず自民党内からも不満が噴出。参議院での審議を軽視し、憲法の「60日ルール」を盾に衆院での再可決をちらつかせるなど、異例ずくめの強硬姿勢が、かえって審議の難航を招くという「自縄自縛」の状態に陥っています。
「国会軽視」との批判も 首相の言動不一致に自民党内からも不満
今回の混乱を深めている要因の一つが、首相自身の国会出席を巡る「二枚舌」とも言える対応です。表向きは「国会から求められれば出席する」と前向きな姿勢を見せながら、水面下で自民党側から求められた予算委員会への出席を拒否するなど、官邸と自民党国対の連携がうまく機能していない様子が浮き彫りになりました。民主主義の土台に関わる法案の審議強行や、国会軽視とも取れる態度が続いたことで、秋の臨時国会に向けた運営はますます先行き不透明な状況となっています。