ビットコインは6万5000ドルで膠着状態──今週の重要イベントに向けた市場の動きを解説
ビットコインが様子見ムードの理由とは?注目の「トリデント・ポリシー・ウィーク」
週末にかけて低調な動きを見せたビットコイン(BTC)は、週明けも6万5000ドル付近でもみ合っています。今週は、世界の投資家が固唾を飲んで見守る「トリデント・ポリシー・ウィーク」が到来するためです。これは、FRB(米連邦準備制度理事会)、日本銀行、イングランド銀行という主要な中央銀行が相次いで金融政策を発表する週のことで、今後の世界の流動性を左右する重大なイベントとなります。
FRBの政策決定が鍵!9月の利上げ観測と市場の反応
今回の最大の焦点はFRBの決定です。現状、政策金利は据え置かれるとの見方が強いですが、直近ではインフレへの懸念から「7月や9月の利上げ」を警戒する声も強まっています。投資家は、政策金利の発表そのものよりも、その後のFRB高官による今後の金融政策に関する発言に注目しています。もしタカ派的なメッセージが出れば、市場全体にレバレッジ解消の売りが広がる可能性があるため、警戒が必要です。
デリビット市場では強気の兆候も?7万ドル超えへの期待と下落への備え
市場の不安は尽きませんが、オプション市場を見ると興味深いデータが出ています。暗号資産取引所デリビットでは、権利行使価格7万〜7万2000ドル付近に約50億ドルものコールオプション(買う権利)が集中しており、機関投資家は中長期的な相場の反発を強く見込んでいます。その一方で、万が一の急落に備えて6万2000〜6万3000ドル付近でプットオプション(売る権利)を購入する「保険」の動きも見られ、投資家は慎重さと強気の姿勢を両立させているようです。
日銀の動向やテック企業の決算もBTC価格に影響
中央銀行の政策だけでなく、日銀が予想外の利上げに踏み切れば、世界的なキャリートレードの巻き戻しによりBTCに下押し圧力がかかる可能性もあります。また、マイクロソフトやアップルなど、世界を代表するテック企業の四半期決算も控えており、ここでの好業績がリスクオンの流れを後押しするかどうかも重要です。ビットコインは最近、米国株との連動性を弱めていますが、外部環境が激しく変化する今週は、慎重なポジション管理が求められるでしょう。
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