「命をかけた世紀の一戦はなぜ"凡戦"と呼ばれたのか?」藤原喜明が明かす猪木vsアリの真実
命と破産をかけたリングで見えた「壮絶な緊張感」
1976年に行われた「格闘技世界一決定戦」アントニオ猪木対モハメド・アリ。当時の日本中が注目したこの試合は、試合後に「世紀の大凡戦」と猛バッシングを受けることになりました。しかし、リングサイドでその瞬間を目撃していた藤原喜明氏は、当時の猪木さんの精神状態について「命も大金もかけた、極限のプレッシャーの中にいた」と語ります。世間が求めるエンターテインメントとは裏腹に、あのリングには間違いなく「真剣勝負」の冷徹な緊張感が漂っていたのです。
若手時代は「貧乏でも天国」?藤原喜明が語る新日本プロレスの熱気
新日本プロレスの旗揚げ当初、収入が10分の1以下に激減しても藤原氏が「天国だった」と語る理由は、当時の異常なまでの熱量にありました。移動はグリーン車ではなく普通席、宿舎は大部屋での雑魚寝という過酷な環境。それでも猪木さんは「今日来た客を一人も逃すな」という信念のもと、試合中に前座のレスラーを竹刀で叩くなどの「見せしめ」を行い、観客に新日本の厳しさを伝え続けました。パワハラとも取られかねないその行動も、当時のレスラーたちには「神様である猪木への憧れ」として映っており、その強烈なリーダーシップが今のプロレス界の礎を築いたのです。貴重な証言の詳細は、新刊