「原爆投下はウソ」なぜ信じる?SNSで拡散されるフェイクニュースの正体と対策
「原爆はなかった」というデマを信じてしまうのはなぜ?
毎年8月の終戦記念日前後になると、SNS上で「広島・長崎への原爆投下はウソだ」という驚くべき投稿が散見されます。歴史の教科書に載っている紛れもない事実に対して、なぜこのような荒唐無稽な主張を信じてしまう人がいるのでしょうか。NHKもこの問題に警鐘を鳴らしており、科学的な証拠が十二分にあるにもかかわらず、フェイク情報を鵜呑みにする層が一定数存在することが浮き彫りになっています。
ネットで広がる陰謀論の「スキマ」とは?
こうしたデマが拡散される背景には、YouTubeやSNSで発信される「陰謀論系コンテンツ」の影響が大きく関係しています。例えば、自称・歴史研究者を名乗る人物が「原爆投下は事実ではない」と語る動画などが、アルゴリズムの波に乗って拡散されるケースです。重要なのは、主張そのものの真偽よりも、「世の中の定説を疑いたい」という心理や「ネット上の情報を正義と信じ込む」といった情報リテラシーのスキマに入り込んでしまう点にあります。こうした情報は、一度信じ込んでしまうと、訂正することが非常に困難になるという性質を持っています。
メディアの「8月だけ戦争を語る」風潮に潜む課題
ネット上のデマに対抗するためには、単に「デマだ」と切り捨てるだけでなく、なぜ人々がそこに惹きつけられるのかを考える必要があります。また、メディアが「8月のこの時期だけ戦争について大きく取り上げる」という風潮も、逆に情報への感度を一時的に高め、誤った情報への接触を招く要因になっている可能性も否めません。私たちがSNSを利用する際は、目にした情報が信頼できるソースに基づいているか、一度立ち止まって確認する「情報の見極め」が、これまで以上に求められています。正しい歴史認識を維持するためにも、日頃から多角的な視点で情報に触れる習慣をつけていきましょう。
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