【甲子園】父の夢を背負った一打。拓大紅陵・衣川流輝が代打で放った「魂の安打」
父が立てなかった夢の舞台で、息子が魅せた意地のバッティング
第108回全国高校野球選手権大会は、熱い戦いが続いています。15日に行われた2回戦、拓大紅陵(千葉)は強豪・仙台育英と対戦し、惜しくも3-6で敗退しました。しかし、敗戦の中でも多くのファンの胸を打つドラマが生まれていました。
プロの血を引く衣川流輝、父への思いを胸に放った執念のヒット
拓大紅陵の衣川流輝選手(3年)は、ヤクルトスワローズでバッテリーコーチを務める元プロ野球選手・衣川篤史さんを父に持つサラブレッドです。3点を追う9回無死、代打として打席に立った衣川選手は、カウント1-1からの3球目、高めのスライダーを見事に捉えてライト前へ運ぶ安打を記録しました。
「俺の分も楽しんでこい」父の言葉を胸に、次なるステージへ
試合後、一塁上で雄たけびをあげた衣川選手は「何が何でも塁に出る」という強い覚悟を語りました。父からは「俺が行けなかった甲子園を楽しんでこい」と声をかけられていたそうです。「父が立てなかった甲子園で活躍できて本当によかった」と晴れやかな表情を見せた彼は、大学野球への進学を表明。「次はスタメンで活躍し、プロ野球選手になるという夢を叶えたい」と力強く意気込みました。父を超え、さらなる高みを目指す若きスラッガーの今後に注目が集まります。