「完敗は気持ちいいぐらい」仙台育英・須江監督、智弁和歌山戦で見せた潔さとその真意
「旬な選手」を信じた采配。4失点という結果すら受け入れる潔さ
夏の甲子園、準々決勝で大きな注目を集めた仙台育英と智弁和歌山の一戦。結果は11-3で智弁和歌山が勝利し、仙台育英はベスト8で姿を消すこととなりました。試合後、仙台育英の須江航監督が語った言葉が、多くの高校野球ファンの間で話題となっています。「全く後悔はない。うちの一番いいピッチャーを攻略されたという事実だけがある」と語った須江監督。先発に指名した古川諒弥投手が初回から打ち込まれる苦しい展開となりましたが、監督は「ピッチャー陣の中で古川が最も旬。頭一つ抜けている」と、その起用に迷いはなかったことを明かしました。
完敗から学ぶ「事実」という名の財産
試合を通して4人の投手を継投させ、毎回安打を許すという厳しい内容となりましたが、須江監督は試合後に「完敗は気持ちいいぐらいです」と、すがすがしい表情で語りました。強豪・智弁和歌山の攻撃力を前に、自チームの「一番いい投手」をぶつけて攻略された事実は、指導者として、そしてチームとして受け止めるべき「現実」であることを強調しています。勝敗だけにとらわれず、正面からぶつかった結果を「事実」として受け入れるその姿勢は、多くの野球ファンに感銘を与えました。今回の悔しさを糧に、仙台育英がどのような進化を遂げるのか。今大会の戦いぶりは、今後の彼らの成長を期待させるものでした。