【訃報】世界を魅了した前衛芸術家・草間彌生さんが97歳で逝去 水玉に込めた「永遠の魂」とは
幻覚をアートへ昇華させた、草間彌生の波乱と情熱の人生
世界中で愛された前衛芸術家の草間彌生さんが、97歳でその生涯を閉じました。トレードマークの水玉模様と、圧倒的な色彩感覚で知られる彼女は、現代アート界において唯一無二の存在でした。幼少期から苦しめられていた幻覚や幻聴。その恐怖を乗り越えるために描き始めた絵画が、やがて世界中の人々を魅了する「草間ワールド」へと進化を遂げたのです。「描きたくてしょうがない」と語り、最期まで一心不乱に筆を握り続けたその姿は、多くのアーティストたちに深い感銘を与えました。
ゲリラ展示から世界のトップへ。草間彌生の凄まじい功績
草間さんのキャリアは、まさに挑戦の連続でした。1966年のベネチア・ビエンナーレで、1500個ものミラーボールを並べるゲリラ的なインスタレーションを行い、「ハプニングの女王」として名を馳せました。その後、一度は表舞台から遠ざかるも、89年のニューヨークでの回顧展を機に再評価の波が到来。近年では、オークションで作品が億円単位で落札されるなど、まさに歴史に名を残す芸術家としての地位を確固たるものにしました。彼女の代表作である