「原作モノは絶対にやらない」脚本家・倉本聰さんの信念を加賀まりこが回顧…91歳で逝去した名匠の素顔
「書きたいものしか書かない」妥協なき作家魂
「北の国から」や「やすらぎの郷」など、数々の名作ドラマを世に送り出した脚本家の倉本聰さんが、多臓器不全のため91歳でこの世を去りました。日本のテレビ史に大きな足跡を残した巨匠の訃報を受け、ゆかりの深い俳優・加賀まりこさんがテレビ朝日の「大下容子ワイド!スクランブル」に出演。約60年にわたる親交の中で感じた、倉本さんの「脚本家としてのこだわり」を明かしました。
プロデューサーを追い返した?伝説の仕事術
加賀まりこさんは、倉本さんの仕事に対する姿勢について「一本筋が通っている人だった」と振り返りました。特に印象的だったのは、テレビ局側からの依頼に対しても「原作モノの脚本化は絶対に引き受けない」と公言していたこと。企画を持ち込んだプロデューサーに対しても「帰ってください」とはっきりと断るほど、自分の中に確固たる書きたいものがある場合しかペンを執らないという強い信念を持っていたそうです。「局の要請で書く」というスタイルを一切とらず、自身のクリエイティビティを貫き通した姿勢は、今の時代にこそ強く響くプロフェッショナルの姿だといえるでしょう。
「天国で美味しいお酒を」加賀まりこが贈る温かな言葉
インタビューの終盤、倉本さんにどんな言葉を送りたいかという問いに対して、加賀さんは「あちら(天国)には八千草薫さんや緒形拳さん、高倉健さんもいらっしゃる。きっと再会を楽しんでいるはず」と、寂しさを堪えながら語りました。そして「今は美味しいお酒を飲んで、タバコを吸っているんじゃないかしら」と、気心知れた関係だからこそ浮かぶ穏やかな光景を口にしました。富良野の地を愛し、最後まで現役として駆け抜けた倉本聰さん。その魂が宿る作品たちは、これからも私たちの心の中で生き続けることでしょう。
倉本さんの訃報について、より詳しい情報は