路線バスの終末?運転手不足で光る「企業送迎バス」の意外な需要
年末年始の特別ダイヤで大幅に削減された路線バスの本数。運転手不足と利用者減少という二重苦に見舞われるバス業界に、新たな活路が開かれつつあります。それは、最寄り駅と企業や施設を結ぶ企業送迎バスの運転手です。
路線バスの現状:減る本数、高まる負担
2025年末に確認された年末年始のバスダイヤは、例年以上に本数が削減されていました。鉄道沿線のバス路線でも、朝夕以外は1時間に1~2本という状況。慢性的な運転手不足、働き方改革、そしてバス利用者の減少が重なり、最低限の公共交通維持にも苦戦しているのが現状です。
一方、タクシー業界では年収が1000万円を超える運転手も珍しくなく、バス運転手よりも収入面で魅力を感じている人が増えているようです。しかし、バス業界には、大型二種免許取得のハードルが高い、女性運転手を受け入れる体制が整っていない、カスタマーハラスメントのリスクが高い、外国語での対応が必要など、様々な課題が存在します。
注目を集める「企業送迎バス」
そんな状況下で注目されているのが、企業送迎バスの運転手です。郊外に建設される巨大な物流倉庫の従業員輸送を目的とした送迎バスの需要が、近年増加しています。これらの倉庫は、トラックの利便性を重視した立地にあるため、路線バスが通っていない地域が多く、企業が自社で送迎バスを運行するケースが増えているのです。
なぜ企業送迎バスなのか?
企業送迎バスは、一般路線バスに比べて運転の負担が少なく、定時運行がしやすいというメリットがあります。また、カスタマーハラスメントのリスクも低く、歩合制ではないため、安定した収入が見込めます。さらに、外国語での対応も必要ない場合が多く、バス運転手として経験を積んだ人がスムーズに転職できる可能性があります。
路線バス業界の苦境を乗り越えるための新たな選択肢として、企業送迎バスの運転手は、今後ますます注目を集めることでしょう。
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