安青錦、89年ぶり快挙!プレッシャーを乗り越え新大関で優勝、横綱へ大きく前進
大相撲初場所で、新大関の安青錦(21歳)が2場所連続2度目の優勝を果たしました。千秋楽の土俵で大関琴桜を破り、優勝決定戦でも熱海富士を制し、見事、場所を締めくくりました。この快挙は、新大関の優勝としては2006年夏場所の白鵬以来20年ぶり、さらに新関脇と新大関での連続優勝は双葉山以来89年ぶりという驚異的な記録です。
大関の重圧と闘った21歳
優勝決定戦に臨む前夜、安青錦は「眠れなかった」と語ります。「食欲も体重も落ちた」というほど、大関としての責任感とプレッシャーに苛まれたようです。しかし、土俵に上がるとその緊張を力に変え、相手の得意技をかわし、見事な首投げで勝利を掴みました。
安青錦は「プレッシャーは当たり前だと思っている。注目されるのはありがたいこと。それに負けないように頑張りました」と、堂々とした姿勢を見せました。九州場所での豊昇龍戦と同様に決定戦を制しましたが、「今回は大関として臨んだんで、ちょっと違った緊張感がありました」と、その違いを語っています。
記録ずくめの優勝と師匠の想い
今回の優勝で、安青錦は新大関として20年ぶりに優勝を果たし、さらに新関脇、新大関での連続優勝という89年ぶりの記録を達成しました。この快挙を支えたのは、師匠である安治川親方(元関脇安美錦)からの特別な贈り物でした。
安青錦は今場所から締め込みの色を青から黒に変えましたが、これは師匠がかつて千代の富士さんが使用していたものと同じ織りの締め込みを譲り受けたもの。安治川親方は「千代の富士さんが好きで、現役時代に千代の富士さんと同じように作ってもらった。織りが同じ。(安青錦が)『黒にしたい』と言っていたから」と、安青錦の想いを汲み取って贈ったことを明かしました。
憧れの横綱へ、そして未来へ
また、安青錦は横綱3代目若乃花の花田虎上さんからお下がりの着物2着を贈られ、「着ただけで強くなった気分がしました。うれしかった」と喜びを語りました。相撲ファンとしても知られる安青錦にとって、憧れの横綱からの贈り物は何物にも代えがたいものだったようです。
来場所は綱取りが期待される安青錦。「自分が決めることじゃない。今場所に負けない成績を残せるように頑張ります」と、力強く語りました。その目は、横綱という次の目標に向いています。
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