奄美大島高校に最新デジタルサイネージ導入!離島の教育格差解消へ、学生の視野を広げる試み
鹿児島県奄美市にある県立大島高校に、最新のデジタルサイネージが無償で導入されました。これは、地理的な制約を受ける離島の教育環境を支援するため、東京大学の学生を中心に構成されるメディア事業チーム「KEYNARU(キーナル)」が実施する取り組みです。公立校、そして離島への導入は全国初となります。
教育格差解消への挑戦
KEYNARUはこれまで首都圏の私立4校にデジタルサイネージを提供してきましたが、今回、奄美大島高校の630人の生徒たちに、55インチのディスプレー4枚を設置しました。このデジタルサイネージでは、KEYNARUが制作する多様な教養コンテンツが放映され、生徒たちは学校生活の中で様々な情報に触れることができます。
SNSの偏りを防ぎ、視野を広げる
KEYNARUの事業責任者である髙原大雅さん(22歳・東京大学工学部3年)は、奄美大島の豊かな自然環境を評価する一方で、中高生の行動範囲の限定性や、大学生やOBとの接触機会の少なさを課題として指摘します。デジタルサイネージの導入によって、SNSのアルゴリズムによる情報の偏りを防ぎ、生徒たちの視野を広げることを目指しています。
生徒主体の活用も視野に
大島高校側は、電気代と通信費のみの負担で、このデジタルサイネージを活用できる点に大きなメリットを感じています。今後は、校内連絡や部活動の成果報告など、生徒自身が作成した動画の配信にも活用し、生徒主体の情報発信を促進していく方針です。
「夢を見つけるきっかけに」
髙原さんは、「一人でも多くの生徒が夢を見つけるきっかけになれば」と熱意を語ります。さらに、「離島だからこそ得られる情報を吸い上げ、全国に配信することも考えていきたい」と、今後の展望も밝혔습니다。
進学を控える生徒たちへの刺激
堂薗幸夫校長は、進学で島を離れる生徒が多い現状を鑑み、「高校時代に直接的な刺激を受ける機会は重要」と期待を寄せています。デジタルサイネージの導入が、生徒たちの将来設計に新たな視点をもたらすことを願っています。
事業の持続可能性へ
KEYNARUは今後、企業との提携による教養コンテンツ制作を通じて、事業運営基盤の確立を目指しています。この取り組みが、離島の教育格差解消に貢献するとともに、持続可能な教育支援モデルとなることが期待されます。