Netflix、ワーナー買収から撤退へ!パラマウントが勝利目前か?エンタメ業界に激震
動画配信大手Netflixが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収から撤退する意向を表明しました。これにより、競合のパラマウント・スカイダンスが買収を有利に進める可能性が高まっています。エンタメ業界に大きな影響を与える今回のニュースを詳しく解説します。
Netflixが買収を断念した理由
Netflixは当初、ワーナーの映画・テレビ事業を約13兆円で買収する合意をしていました。しかし、パラマウントが9回にわたる修正提案を行い、買収価格を引き上げたことで状況が変化しました。ワーナーの取締役会は、パラマウントの最新提案がNetflix案を上回る「より優れた提案」と判断したのです。
Netflixのテッド・サランドスCEOとグレッグ・ピーターズCEOは共同声明で、「当社が交渉した取引は株主価値を創出する可能性がありましたが、パラマウント・スカイダンスの最新提案に匹敵する価格では財務的に魅力的ではなくなった」と述べました。さらに、「ワーナー・ブラザースのブランドは魅力的だが、適正な価格であれば望ましいものの、いかなる価格でも不可欠ではない」と強調しています。
パラマウントの提案内容とは?
パラマウントの最新提案では、ワーナー株の現金買い取り価格が従来の1株30ドルから31ドルに引き上げられました。Netflixは1株27.75ドルで合意していたため、パラマウントの提案の方がワーナー株主にとって有利な条件となっています。
また、パラマウントはワーナー・ブラザース・ディスカバリーの全社買収を目指しているのに対し、Netflixは映画・テレビ事業のみの買収を提案していました。この点も、ワーナー取締役会がパラマウントの提案を評価した理由の一つと考えられます。
今後の展開と注目点
Netflixによる買収価格の引き上げ拒否により、ワーナーはNetflixとの既存の合併契約を解除できるようになりました。この場合、Netflixは約4300億円という巨額の手数料が発生しますが、パラマウントがその負担を申し出ています。
今後は、ワーナーの取締役会がどのような決定を下すかに注目が集まります。パラマウントによる買収が実現すれば、エンタメ業界の勢力図が大きく変わる可能性があります。今後の動向から目が離せません。