ネットフリックス、ワーナー買収戦から撤退!パラマウントが勝利へ
米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収合戦が、ついに決着の時を迎えています。動画配信大手ネットフリックスが、入札から撤退し、パラマウント・スカイダンスが勝利する見込みとなりました。
激戦の経緯とネットフリックスの決断
数ヶ月にわたり繰り広げられた激しい争奪戦。ネットフリックスは当初、ワーナーの買収に意欲を示していましたが、パラマウント・スカイダンスからの提案が「優れた」ものであるとワーナー取締役会が判断したことを受け、「提示額の引き上げを見送る」と表明しました。
さらに、ネットフリックスは「この取引はもはや財務的に魅力がなくなったため、パラマウント・スカイダンスの入札に対抗することはしない」とコメントし、事実上、買収戦から手を引く形となりました。
パラマウント、巨大メディア帝国を築くへ
この結果、パラマウントがCNNやHBOなど、ワーナー傘下の巨大なメディア資産を買収する可能性が非常に高くなりました。規制当局の審査には数ヶ月かかる見込みですが、大きなサプライズがない限り、パラマウントのデビッド・エリソンCEOは、数十のテレビチャンネル、複数の映画スタジオ、そして主要なニュースメディアを抱える巨大なエンターテインメント・報道帝国を築くことになりそうです。
関係者のコメント
ワーナーのデビッド・ザスラフCEOは、ネットフリックスの健闘を称えつつ、パラマウントとの合併に前向きな姿勢を示しました。「当社の取締役会が投票でパラマウントとの合併契約を採択すれば、株主にとっては莫大な価値が生み出される」と述べ、買収合戦中にワーナーの株価が2倍以上に上昇したことを強調しました。パラマウントが提示した買収額は1株あたり31ドルです。
ザスラフCEOは「パラマウント・スカイダンスとワーナー・ブラザース・ディスカバリーの統合がもたらす可能性に興奮している」と語り、今後の展開に期待を寄せました。
市場の反応
ネットフリックスの撤退は、パラマウントがワーナーに対して割高な支払いを提示しているというメッセージとも受け取れますが、パラマウント株は時間外取引で9%急騰し、投資家の間で今回の決定が歓迎されていることが伺えます。
今回の買収劇は、メディア業界の勢力図を大きく塗り替える可能性を秘めており、今後の動向から目が離せません。