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長男ひき逃げ事件から16年…母が訴える「時効撤廃」の切実な願い

投稿日:2026年03月07日

2009年に埼玉県熊谷市で起きたひき逃げ事件で、当時10歳だった長男・孝徳さんを亡くした小関代里子さんが、事件の犯人逮捕と死亡ひき逃げ事件の時効撤廃を訴え続けて16年。諦めずに活動を続ける小関さんの思いを、改めて伝えます。

事件の概要と捜査の難航

2009年9月、孝徳さんは自転車で帰宅途中に車にはねられ、運転手はそのまま逃走。現場にはブレーキ痕や車の破片がなく、目撃者もいなかったため、捜査は難航しました。小関さんは自ら調査を開始し、同級生の保護者と協力して現場周辺の車のナンバーを記録。その結果、犯人は地元住民だけでなく、群馬県や東松山市(埼玉県)など近隣の住民である可能性も浮上しました。

専門家の協力を得て事故を再現した結果、複数の車が関与した可能性も示唆されました。しかし、危険運転致死罪の公訴時効は20年であり、残り約3年10ヶ月と迫っています。

「刃物と鉄の塊では違うのか」母の切実な叫び

小関さんは、時効制度の矛盾に苦悩しています。「時効制度がある以上は、息子をひき逃げして殺されたことも無罪になる。刃物で人を刺して殺した場合と、鉄の塊の車で殺して逃げていく行為の何が違うのか、わからない」と、強い憤りを露わにしました。

2010年の法改正により、殺人や強盗殺人などの重大犯罪は時効が廃止されましたが、ひき逃げ事件には期限が設けられたままです。小関さんはこれまで4度の署名提出を行い、国に訴え続けてきましたが、死亡ひき逃げ事件は一度も議題にすら上がっていません。

時効撤廃への強い思いと法改正への願い

周囲からは「諦めた方がいい」と言われることもありますが、小関さんは諦めません。「息子が殺されたことは間違いない。犯人が必ずいて、ドライバーとして運転し続けている可能性もある。時効によって『無罪になる』『罪を償わなくていい』となるが、撤廃すれば罪は消えない」と、強い決意を語ります。

小関さんは、死亡ひき逃げ事件だけの時効撤廃を求めているわけではないと訴えます。年間約7000件のひき逃げ事件が発生し、死亡事件を除くと3割が捕まっていない現状を改善するため、抜本的な法改正が必要だと考えています。

法務省からは「殺人事件には死刑もあり、均衡を保てない」という理由で時効撤廃が認められていませんが、小関さんは諦めずに、真実を知りたいという強い思いを抱き続けています。

情報提供はこちらから:[情報提供先に関するリンクは記事元に記載されている場合、そのリンクを記載してください。もし記載がない場合は、警察への情報提供を促す文言を記載してください。例:事件に関する情報をお持ちの方は、最寄りの警察署までご連絡ください。]

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