【WBC2026】菅野智之の凄さ、愛弟子・戸郷翔征が語る!「マジシャンのようなこと」とは?
WBC2026日本代表に選出されたコロラド・ロッキーズの菅野智之投手の凄さを、読売ジャイアンツ時代の愛弟子である戸郷翔征投手が自身の著書『覚悟』(講談社)で語っています。今回は、その内容を一部抜粋してご紹介します。
「俺とキャッチボールをやりたいか?」菅野智之との忘れられない出会い
2020年8月4日、ジャイアンツ球場で戸郷投手は、憧れの菅野投手と初めてキャッチボールをすることになりました。菅野投手は戸郷選手に茶目っ気たっぷりに「俺とキャッチボールをやりたいか?」と声をかけました。戸郷投手は、菅野投手を「巨人のエース、日本のエース」と仰ぎ、夢のような時間だったと語っています。
キャッチボールは単なる球のやり取りではなく、心を通わせるものだと考えている戸郷投手。菅野投手とのキャッチボールを通して、何かを感じ、得られるものがあるはずだと信じていました。そして、菅野投手の100メートルの遠投に対し、戸郷投手もノーステップで投げ返すことができ、菅野投手から「戸郷のプロフェッショナルな遠投はおカネが取れる」と褒められ、喜びを噛み締めたそうです。
記憶力、指先の感覚…菅野智之の「凄さ」を徹底解剖
菅野投手の凄さは、150キロのストレート、スライダー、フォークボールを操る技術だけではありません。戸郷投手は、菅野投手が投げた試合の配球を1球目からほぼ全て覚えているという驚異的な記憶力に驚かされました。さらに、戸郷投手の過去の配球について、「あの場面での配球はこうだったけれど、どういう考えでアプローチしたのか」と細かく質問してくるなど、野球に対する深い理解と分析力の高さを見せました。
また、菅野投手は「今から140.5キロのボールを投げるぞ」と予告し、予告通りの球速のボールを実際に投げるというマジシャンのようなパフォーマンスも披露。指先の微妙な感覚が卓越していることを戸郷投手は目の当たりにしました。
「現状維持は退化だ」菅野智之の飽くなき進化への姿勢
菅野投手の凄さは、技術だけでなく、野球に取り組む姿勢にも表れていました。「現状維持は退化だ」という言葉に代表されるように、常に変化と進化を求め、他人から学べるものがあれば積極的に取り入れていました。戸郷投手のような後輩だけでなく、バッターにもフォークボールについて尋ねるなど、あらゆる角度から野球を追求する姿勢は、戸郷選手にとって大きな学びとなりました。
菅野投手は、戸郷投手に対しても惜しみなくアドバイスを送り、頼りになる存在でした。WBC2026での菅野投手の活躍に、戸郷投手も期待を寄せていることでしょう。