WBC:菅野智之、新スタイルで4回無失点!東京ドームで掴んだ自信と進化
3月8日に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次リーグ最終戦、日本対オーストラリア戦で、日本の先発投手菅野智之選手(ロッキーズ)が4回無失点の好投を見せました。慣れ親しんだ東京ドームのマウンドで、150キロ台半ばの直球や切れ味抜群のスライダーではなく、相手打線を翻弄する新しい投球スタイルを披露し、チームの勝利に大きく貢献しました。
初回ピンチを乗り越え、真価を発揮
初回、先制を許し、連打でピンチを招いた菅野選手でしたが、そこから持ち前の集中力で立て直しました。特に光ったのは2回。徹底的に低めを攻め、変化球を丁寧に集め、最後はスプリットで空振り三振を奪うなど、圧巻の投球を見せました。続く右打者には、内角に食い込むツーシームを連投し、三ゴロを誘発。三塁手の岡本和真選手との連携も抜群でした。最後もスプリットでバットを空振りさせ、3者凡退でクールにベンチへ。
MLB挑戦で変化した投球スタイル
かつて巨人時代には、ピンチになるとギアを上げ、150キロ超の直球で押し込むような投球で何度もチームを救ってきた菅野選手。しかし、昨季からMLB(メジャーリーグベースボール)に挑戦して以降、投球スタイルは大きく変化しました。スプリットの割合を増やし、ツーシームを多投するなど、MLBの強打者に対抗するための工夫を凝らしています。本人は「日本にいたときとはまるで違うピッチャーになっている」と語るほどです。
東京ドームへの愛着と未来への希望
三回以降も安定した投球を続け、4回を終えて無失点。試合後、菅野選手は「また東京ドームで投げられる日が来るとは。本当に楽しみ」と語り、東京ドームへの特別な思いを語りました。この日の投球は、菅野選手にとって自信と進化を確信できる、特別な時間となったことでしょう。