イラン最高指導者次男モジタバ・ハメネイ師、欧州に巨額不動産隠し所有か?730億円規模の疑惑
イランのアリ・ハメネイ師の次男で、有力な後継者と目されるモジタバ・ハメネイ師が、欧州各地に約730億円規模の不動産を隠し所有している疑惑が浮上しました。この問題は、イランの権力構造と資金の流れを浮き彫りにするもので、国際社会の注目を集めています。
疑惑の核心:700億円規模の不動産ポートフォリオ
欧州の専門メディア(ユラクティブ、ユーロニュースなど)の報道によると、イランの実業家アリ・アンサリ氏が保有する英国、ドイツ、オーストリア、スペインなどの不動産資産が、実質的にモジタバ・ハメネイ師の統制下にあると見られています。その規模は約4億ユーロ(約730億円)に及びます。
問題となっている不動産には、以下のような豪華な物件が含まれています。
- 英国ロンドンの超高級ヴィラ(2013年に7300万ポンドで購入)
- ドイツ・フランクフルトのホテル
- オーストリアのスキーリゾート
- スペイン・マヨルカのゴルフリゾート
資金源はイランの石油収益か?複雑な資金洗浄の経路
西側メディアや情報当局は、これらの資金の出所をイランの石油販売収益と見ています。資金は、スイス、リヒテンシュタイン、アラブ首長国連邦(UAE)などの金融機関を経由し、複雑なペーパーカンパニーを通じて資金洗浄された後、欧州の不動産市場に流入したとみられています。
特に、ブルームバーグはアンサリ氏がモジタバ師の「資金のルート」として機能し、事実上の代理人として資産を管理してきたと分析しています。
当局の調査開始と制裁対象者
ドイツ・フランクフルト市当局は、アンサリ氏が所有するホテルを中心に、イラン資本の流入経路に関する詳細調査に着手しました。アンサリ氏は、イスラム革命防衛隊(IRGC)との関係が疑われており、昨年10月には英国政府の制裁リストに掲載されています。
アンサリ氏側は、モジタバ・ハメネイ師や革命防衛隊との財政的・個人的な関係を全面的に否定しています。
この疑惑は、イランの権力者による不正蓄財疑惑を改めて浮き彫りにし、国際社会におけるイランへの監視を強化する動きにつながる可能性があります。今後の調査の進展が注目されます。