侍ジャパン、韓国との激戦制覇!菊池雄星と伊藤大海の投球から見えたWBC攻略のカギ
3月7日に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドC組の対韓国戦で、日本代表「侍ジャパン」が8-6で勝利を収めました。初回に先制を許したものの、粘り強い打撃で逆転し、2連勝を飾りました。特に注目されたのは、先発の菊池雄星投手と2番手の伊藤大海投手の投球内容です。
初回苦戦の菊池雄星、軸となる球を見つけられず
先発のマウンドに上がった菊池投手は、初回に韓国打線に3点を奪われ、苦しいスタートとなりました。本来の持ち味である速球と鋭いスライダーのコンビネーションが機能せず、甘いカーブやコースに決まらないスライダーを痛打される場面が目立ちました。球数制限のあるWBCでは、早い段階で軸となる球を見つけ、ペースを握ることが重要ですが、菊池投手は最後まで手探りの投球に終始しました。
好投の伊藤大海、高めの速球で主導権を握る
一方、2番手で登板した伊藤投手は、初回に2ランを浴びるも、その後は高めのボール気味の速球で空振りやファウルを誘い、主導権を握りました。スプリットや速球を効果的に使い、3回で6三振を奪う圧巻の投球を見せました。伊藤投手の投球は、WBCの球数制限を考慮した上で、先発投手が早期にペースを握ることの重要性を改めて浮き彫りにしました。
WBC攻略のカギは「軸となる球」の早期発見
今大会の1次ラウンドでは、先発投手の球数制限が65球に設定されており、先発とそれに続く「第2先発」は3~4回での交代が見込まれます。そのため、普段よりも早い段階で、その日の軸となるボールを見つけることが、勝利への大きな鍵となります。侍ジャパンは、菊池投手と伊藤投手の対照的な投球内容から、WBC攻略のカギを掴んだと言えるでしょう。
(鹿取義隆=第1回WBC投手コーチ)