退職金2,300万円!60歳夫婦が地方移住初日に見た「衝撃看板」の正体
セカンドライフの夢を叶えるため、地方移住を選択する人が増えています。しかし、理想と現実のギャップに直面することも…。今回は、十分な資産と準備があったにも関わらず、移住先で衝撃的な現実を知った夫婦のケースをご紹介します。
都会を離れ、理想の田舎暮らしへ
都内の大手化学メーカーに長年勤めた佐藤健一さん(60歳・仮名)は、定年退職を機に妻の幸子さん(58歳・仮名)と地方移住を決意しました。満員電車での通勤に疲れ果てていた健一さんは、「静かな場所でのんびりと暮らしたい」と考えていたそうです。
退職金2,300万円に加え、コツコツ貯めてきた2,000万円近い預貯金、合計約4,500万円の貯蓄を元に、北関東の町へ移住。都内の自宅は賃貸に出し、生活費に充てることにしました。移住先は、何度か観光で訪れたことがあり、役場からも丁寧な説明を受けていた、風光明媚な町でした。
移住初日に目にした「警告看板」
しかし、引越し当日、荷解きを終えて近所の散策に出た二人が目にしたのは、のどかな風景とは裏腹な、一枚の「看板」でした。
電柱や駐車場のフェンスには「自動車盗難多発中!」「防犯カメラ作動中」という赤黒い警告。ビニールハウスの入り口には「家畜・農作物盗難厳禁。不審者は即通報」という、都市部では見慣れない物々しい標語が並んでいました。
「東京の住宅街でも見ないような、切迫した空気感なんです。役場や不動産業者からは『静かで良いところですよ』としか聞いていませんでしたし、実際に観光に来たときにも、その通りだと感じていましたから」と健一さんは語ります。
近隣住民からの意外な事実
翌日、近隣住民に挨拶に行った健一さんは、さらに驚くべき事実を知らされます。
「近所の方から、『プリウス乗っているなら気を付けて。外に停めておくなら絶対にハンドルロックと防犯シャッターをつけたほうがいいよ』と言われたんです。この辺りは国道からも近く、高級車や農作物を狙う組織的な窃盗団の通り道になっている、と」
都会にはない日常が、移住先にあることを改めて知った健一さん夫婦。地方移住を検討している方は、観光地としてのイメージだけでなく、地域の実情をしっかりと把握することが重要と言えるでしょう。