センバツ阿南光、父の「ミラクル新野」には届かず…悔しさと夏への決意
春の甲子園、センバツ高校野球大会第1日、阿南光高校は中京大中京に1-3で敗れ、初戦で姿を消しました。先発した小田拓門投手(3年)は、8回途中まで投げ3失点。試合後、悔しさを滲ませながらも、夏への強い決意を語りました。
敗戦後、父の活躍を実感
小田投手が降板したのは、同点の6回1死。中京大中京の松田知輝選手(2年)に勝ち越しソロホームランを許した場面でした。「真っすぐが高めに浮いてしまいました。課題が見つかったので、夏に甲子園に戻ってきたい。絶対帰ってくるという強い意識で練習に取り組みたい」と、力強く語りました。
阿南光高校は、新野高校と阿南工業高校が再編統合して2018年に開校したばかりのチームです。そして、小田投手の父親・昇さんは、新野高校の三塁手として1992年のセンバツに出場。横浜高校との1回戦で終盤に逆転勝利を飾り、「ミラクル新野」と呼ばれた名勝負を繰り広げました。小田投手は「YouTubeで映像を見て知った。お父さんはすごいなと実感しました。横浜に勝ったところとか…」と、敗戦後に初めて父の活躍を深く感じたようです。
世代を超えた甲子園の記憶
さらに、バッテリーを組んだ篠原天翔捕手(3年)の父親・健一郎さんも、1996年夏の甲子園に新野高校の一塁手として出場。徳島大会から逆転勝ちを重ね、聖地でも明徳義塾との2回戦で再び逆転勝利を収め、「ミラクル新野」の名を再び轟かせました。
世代を超えて甲子園の舞台に立った阿南光バッテリー。今回は勝利には届きませんでしたが、両親の偉業を背負い、夏に向けて新たな「ミラクル」を起こせるよう、チーム一丸となって練習に励むことでしょう。