「4回転の神」マリニン、世界選手権3連覇!五輪の悔しさを一気に晴らす圧巻の演技
フィギュアスケートの世界選手権(チェコ・プラハ)で、イリア・マリニン(米国)が合計329.40点を獲得し、見事3連覇を達成しました。2024年ミラノ・コルティナ冬季五輪で8位に沈んだ悔しさを、圧倒的なパフォーマンスで吹き飛ばしました。
ショートプログラム(SP)から圧倒的なリード
マリニンはショートプログラム(SP)で首位に立ち、その勢いをフリーでも維持。フリーでは218.11点をマークし、総合でもトップを譲りませんでした。まさに「クワッド・ゴッド(4回転の神)」の異名にふさわしい、4回転ジャンプを次々と成功させる圧巻の演技でした。
マリニンの演技内容:高難度ジャンプを連発
最終滑走者として登場したマリニンは、冒頭で4回転フリップを完璧に着氷させ、高い出来栄え点(GOE)を獲得。2本目の4回転アクセル(4回転半ジャンプ)はトリプルに修正しましたが、3本目の4回転ルッツを確実に着氷しました。後半では、4回転ルッツからの3連続ジャンプにわずかな回転不足が見られましたが、続く4回転―3回転の連続ジャンプで加点を稼ぎ、カバーしました。最後の連続ジャンプも4回転サルコー―ダブルアクセルで高評価を得ています。また、ジャンプ以外の要素もレベル4を獲得し、総合的な完成度の高さを見せました。
ライバルとの健闘:鍵山優真、佐藤駿もメダル獲得
マリニンのライバルである鍵山優真(日本)は、フリーで自己ベストを更新し、合計306.67点で2位。自身4度目の銀メダルを獲得しました。また、佐藤駿(日本)も合計288.54点で自身初の銅メダルを獲得し、日本勢の活躍が目立ちました。マリニンは演技後、鍵山と抱き合い、喜びを分かち合いました。優勝インタビューでは「フリープログラムを無事終えることが目標だったが、それができた」と、自身のパフォーマンスを振り返り、満足感を露わにしました。
今回の世界選手権で、マリニンは五輪の悔しさを晴らし、世界トップクラスのフィギュアスケーターとしての地位を確固たるものにしました。今後の活躍にも期待が高まります。