日経平均急落!トランプ大統領の強硬姿勢に市場不安広がる
2024年4月2日、前場の東京株式市場で日経平均株価が大幅に反落しました。前営業日比で1007円74銭安の5万2731円94銭と、厳しい展開となりました。
朝は堅調も、トランプ氏演説で一転
朝方は、中東紛争の早期終結への期待からアメリカ株が上昇した流れを受け、日経平均は底堅く推移していました。しかし、ドナルド・トランプ大統領の演説が始まると、状況は一変。原油価格の上昇を嫌気し、徐々に値を下げる展開となりました。
トランプ大統領の強硬発言が市場を冷ややす
トランプ大統領は演説の中で、今後2~3週間でイランを「極めて激しく」攻撃すると述べました。この発言を受け、中東情勢の早期収束への期待は後退し、警戒感が広がりました。時間外取引では、アメリカの原油先物(WTI)が1バレル=104ドル台まで急騰し、アメリカ株先物も1%以上下落するなど、アジア市場全体も冴えない値動きとなりました。
専門家「失望感が広がり、利益確定売りも」
大和証券の橋詰大輔シニアストラテジストは、「米国がイランから撤退するとの期待があったが、逆に追加の攻撃が示唆され、失望感が広がった。前日の株価が大幅高となっただけに、投機筋を中心に利益確定売りが出やすい。」と分析しています。
主力株の動向
主力株では、東京エレクトロンが2%超、ソフトバンクグループが1%超下落しました。フジクラは3%超、アドバンテストとTDKは5%超と、大幅な下落となりました。一方で、KDDIは2%超高、NIPPONEXPRESSホールディングスとARCHIONは3%超高と、しっかりとした動きを見せました。
TOPIXと市場全体の状況
TOPIXは1.19%安の3627.16ポイントで午前の取引を終了しました。東証プライム市場の売買代金は4兆4961億4800万円。東証33業種では、値下がりが非鉄金属、鉱業、電気機器、保険など27業種、値上がりが陸運、海運など6業種となりました。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが514銘柄(32%)、値下がりは1017銘柄(64%)、変わらずは46銘柄(2%)でした。
今回の日経平均の急落は、中東情勢の不透明感と、トランプ大統領の強硬姿勢が重なった結果と言えるでしょう。今後の市場動向に注目が集まります。