NY原油、トランプ大統領演説控え乱高下!イラン情勢の緊迫化で市場は注視
ニューヨーク原油相場が大幅に下落。トランプ大統領の演説を前に、市場はイラン情勢の行方に固唾をのんでいます。一体何が起きているのでしょうか?
トランプ大統領の発言が市場を揺さぶる
トランプ大統領はソーシャルメディアで、イラン側から停戦の要請があったと発表。この発言を受け、原油価格は急落しました。しかし、イラン側はトランプ大統領の「ばかげた言動」を批判し、ホルムズ海峡の再開を拒否。ホルムズ海峡の将来はイランとオマーンが決定すると表明し、緊迫した状況が続いています。
演説の内容が焦点!軍事作戦の終了は視野に?
ホワイトハウスの関係者によると、トランプ大統領は夜の演説で、イランでの軍事的成果をアピールする見込み。軍事作戦が2~3週間以内に終了する可能性も示唆しています。市場関係者の間では、「今夜の演説を待つしかない」という声が上がっています。
ホルムズ海峡封鎖の影響とガソリン価格の高騰
ホルムズ海峡が事実上封鎖された場合、世界に供給される原油の約5分の1が滞るという深刻な事態が予想されます。国際エネルギー機関(IEA)はこれを過去最悪の供給障害と呼び、石油製品の価格は急騰しています。アメリカではガソリン価格が1ガロンあたり4ドルを超え、2022年8月以来の高値となっています。この状況がトランプ大統領への逆風となる可能性も指摘されています。
原油在庫の増加とイラン大統領の書簡
米エネルギー情報局(EIA)が発表した先週の米原油在庫は、約550万バレル増加し、2023年6月以来の高水準となりました。一方、イランのペゼシュキアン大統領は米国民に向けた書簡で、「対立の道を進み続けることは、これまで以上に高い代償を伴い、無益だ」と訴え、対話の必要性を強調しています。
今後の展望:100ドルを軸に上下か
エンベラスの石油・ガスアナリスト、カール・ラリー氏は、「原油価格は100ドルという価格が重要な節目であり、次の具体的な材料が出てくるまでこの水準を中心に上下するだろう」と分析しています。今後のイラン情勢とトランプ大統領の演説の内容が、原油価格の行方を大きく左右すると考えられます。