ハンガリー政権交代!オルバン首相16年間の支配に終止符-新興野党「ティサ」が歴史的勝利
ハンガリーの議会選挙で、親欧州連合(EU)の新興野党「ティサ(尊重と自由)」が圧勝しました。16年間政権を担ってきたオルバン・ビクトル首相(62歳)は敗北を認め、ハンガリーは新たな時代を迎えます。この結果は、オルバン首相を支持してきたロシアやトランプ前米政権にとっても大きな痛手となるでしょう。
ティサの躍進、過去最高の投票率
開票率81.5%の時点で、中道右派のティサは137議席を獲得し、3分の2以上の議席を確保。オルバン首相率いる与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」を破りました。投票率は79%以上と過去最高を記録し、国民の関心の高さが伺えます。
ティサのマジャル党首(45歳)は、勝利宣言で「ティサとハンガリーがこの選挙に勝利した」と喜びを語り、「民主主義国家ハンガリーの歴史上、これほど多くの人々が投票したことはなく、ティサほど圧倒的な支持を得た政党はかつてない」と強調しました。
EU、ウクライナへの影響は?
オルバン政権の敗北は、ハンガリー国内だけでなく、EUやウクライナなどにも大きな影響を与えます。オルバン首相が阻止していたウクライナへの900億ユーロ(約1050億ドル)の融資が実現する可能性が高まりました。また、オルバン政権による民主主義の後退を理由にEUが凍結していたハンガリー向け資金の放出も期待されます。
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、「ハンガリーは欧州を選んだ。欧州は常にハンガリーを選んできた」と述べ、今回の選挙結果を歓迎しました。
ロシア、米国への波紋
オルバン首相の退陣は、ロシアのプーチン大統領にとってEU内での重要な盟友を失うことになります。また、米国を含む西側の右派勢力にも衝撃が広がる見通しです。今後のハンガリーの政治動向から目が離せません。