テレ朝「モーニングショー」玉川徹氏の発言を謝罪 「ユダヤ人」発言問題でイスラエル大使も言及
テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」でコメンテーターの玉川徹氏が、イランとの協議に関わる米国の人物について発言した問題で、テレビ朝日が謝罪しました。しかし、謝罪文には玉川氏の名前や具体的な発言内容は含まれていません。
問題の発言内容とは?
10日の放送で玉川氏は、トランプ前大統領の娘婿であるクシュナー氏について、「トランプ家の代表として入っている」「ましてやユダヤ人ですよね」などと発言。イランとの協議にはクシュナー氏がいない方が良いという趣旨の発言もしていました。
イスラエル大使からの懸念
これに対し、コーヘン駐日イスラエル大使は、「ユダヤ人であるという理由で外交交渉から排除されるべきだと示唆する懸念すべき発言」として、テレビ朝日に書簡を送っていました。
テレ朝の謝罪と番組での対応
テレビ朝日は15日、番組ホームページで謝罪文を掲載。「コメンテーターの発言は、差別と受けとられかねない、誤解を招くものでした」と表明しました。謝罪文では、差別的な意図はなかったものの、説明が不十分で表現に配慮が足りなかったと説明しています。また、宗教・民族・出自といった属性によって人物を判断することはあってはならないと強調しました。
16日放送の番組では、この謝罪に触れることはありませんでした。玉川氏も通常通り出演し、イラク情勢について解説していました。
コーヘン大使の反応
コーヘン大使は、テレビ朝日の謝罪に対し、X(旧ツイッター)で「留意する」とコメント。その上で、「報道機関は、正確性と責任において高い水準を維持する義務を負っており、今回の対応は他の報道機関にとって期待される基準を示すものであり、今後も一貫した責任ある行動が求められます」と述べました。
今回の件は、報道における多様性や表現の自由、そして差別的な発言に対する責任について、改めて考えさせられる出来事となりました。