Hi-STANDARD、地上波初出演『EIGHT-JAM』で再認識される功績と揺るぎない信念
4月12日放送のテレビ朝日系『EIGHT-JAM』にHi-STANDARDが出演し、メンバー全員が地上波番組に出演するのは初めてという事で大きな話題となりました。長年、地上波への出演を拒否してきた彼らの姿を知るファンにとっては、「メジャー」「地上波」という言葉にドキドキする特別な感情を抱きながらの視聴になったのではないでしょうか。
世代を超えて響く、Hi-STANDARDの革新的な功績
番組では、Hi-STANDARDの歴史と功績が丁寧に紹介されました。10-FEETのTAKUMA、マキシマムザホルモンのダイスケはん、氣志團の綾小路翔、SiMのMAHといったアーティストからのコメントも寄せられ、彼らが音楽シーンに与えた影響の大きさが改めて浮き彫りになりました。
特に強調されたのは、インディーズで100万枚を売り上げた“革命性”と、アーティスト主催の音楽フェス『AIRJAM』を立ち上げた“発明性”です。これらの功績は、多くのバンドマンに影響を与え、彼らの活動の指針となりました。
「やってみよう」の精神が生み出した、独自の音楽シーン
Hi-STANDARDは、レーベル内レーベルだったPIZZAOFDEATHRECORDSを、アルバム『MAKINGTHEROAD』(1999年)のリリースを機に、リアルなインディーズレーベルとして独立させました。この決断は、当時のインディーズシーンに大きな変革をもたらしました。
その変革には、アメリカのパンクバンドNOFX、そしてそのメンバーであるファット・マイクが設立したFatWreckChordsとの出会いが大きく影響したと明かされました。「できるかできないかじゃなく、『やってみよう』だった」(難波章浩)、「ぶっ壊せたのは結果論」(横山健)という言葉には、手探りで道を切り拓いていった彼らの姿勢が表れています。
変化する時代と、変わらない「人と人」の繋がり
難波章浩と横山健は、地上波出演を決めた理由について「年齢を重ねて、時代が流れて、考え方が変わっていった」と語りました。しかし、番組スタッフとの信頼関係も大きな要因だったのではないかと考えられます。彼らの根本にあるのは、常に“人と人”との繋がりを大切にするという考え方です。
「今のうちにやれることはやっておきたい」という彼らの姿勢は、今回の『EIGHT-JAM』出演にも表れていました。SNSを見ない世代や、J-POPで育った世代、そして若い世代にも、Hi-STANDARDというバンドを知ってもらいたいという強い想いがあったのです。
伝説の事務所「PIZZAOFDEATH」と、夢のような空間
番組内で綾小路翔が訪れたと語っていた、かつて下北沢にあったPIZZAOFDEATHの事務所は、レコード会社とは思えないアットホームな雰囲気の木造建築の一軒家でした。「小学生の頃に遊びに行った友達の家」のような温かい空間は、世界と繋がっている夢のような場所だったと語られています。
Hi-STANDARDは、音楽シーンに革新をもたらしただけでなく、“大人”に頼らない思考や、手作りで道を切り拓くという姿勢をバンドマンに教えてくれました。彼らの功績は、これからも多くのミュージシャンに影響を与え続けるでしょう。