AI時代に人間が鍛えるべき“唯一の能力”とは?いとうまい子さんが語る、AIと人間の未来
俳優、経営者、研究者、大学教授とマルチに活躍するいとうまい子さんが、NECパーソナルコンピュータが開催した「AI×PCDAY2026」で基調講演に登壇。AI時代の生産性と創造性について、AIと人間の関係性を深く掘り下げた提言を行いました。
PCは「思考の場」へ
いとうさんによると、従来のPCは人が考えたものを入力する道具でしたが、AIの進化によりその役割は変わりつつあります。これからは、AIと壁打ちしながらアイデアを練り、構造を整理し、たたき台を作る「思考の場」としてのPCが重要になると指摘します。
「考えている途中でAIとやりとりしながら、構造を整え、たたき台を作る場所がAIPCです。作業そのものがPC上での対話を通じて進んでいく」と、AIPCの可能性を語りました。
生産性向上と創造性は一致しない?
一方で、AIによる効率化が必ずしも価値の向上に繋がるとは限らないという警鐘も鳴らしています。仕事のスピードは劇的に上がるものの、「本当に提案したいこと」がぼやけたり、論点は整理されても逆に迷ってしまうこともあると指摘します。
生産性が上がったからこそ、人間が何を重視し、どのような価値を与えるかがこれまで以上に重要になるというメッセージです。
AI時代に鍛えるべき“唯一の能力”
いとうさんが、これからの時代に人間が鍛えるべき能力として挙げたのは、「好奇心」です。AIに代替されない、人間ならではの探求心こそが、AI時代を生き抜くための鍵となると強調します。
いとうさんの異例のキャリアは、まさに好奇心の赴くままに様々な分野に挑戦してきた結果と言えるでしょう。AIが進化する時代だからこそ、人間は好奇心を磨き、AIでは生み出せない新しい価値を創造していく必要があると訴えました。
AIとの共存時代において、いとうさんの提言は、私たち一人ひとりが自身の強みを再認識し、未来を切り開くためのヒントとなるでしょう。