難病と闘う俳優・間瀬翔太(40)が語る「無理しないで」の残酷さとヘルプマークへの複雑な思い
10万人に1人の難病「脳動静脈奇形」を患い、手術後の後遺症でてんかんと記憶障害に苦しむ俳優・間瀬翔太さん(40)。自身の経験から、障害者に対する社会の理解不足や偏見に直面しながらも、准看護師資格を取得し、難病インフルエンサーとしても活動しています。今回は、間瀬さんが障害者の立場になって気づいたこと、そしてヘルプマークに対する複雑な思いについて語ります。
精神障害者手帳取得後の現実と社会の壁
間瀬さんは精神障害者手帳を取得したことで、想像以上に障害者に対する理解が不足している現状を痛感したと語ります。電車の優先席で「邪魔だ」と言われたり、障害者用トイレを利用する際に睨まれたりといった経験をされています。「見た目でわからないからこその苦労」も多く、障害者向けイベントでは「障害者なのになんでそんなに派手な格好をしているの?」と指摘されることも。
「障害者でもこういう格好してもいいんだよ」と伝えるためにあえて金髪にアクセサリーをつけることもある間瀬さんですが、ヘルプマークを着用することにも葛藤があるようです。
ヘルプマークに対する複雑な思い:「ズルしたい人」と勘違いされる恐怖
てんかんの発作に備え、病名や対処法などを記載したヘルプマークを腰につけていた間瀬さんですが、最近では着用をやめてしまったといいます。その理由は、「ズルしたい人」と勘違いされ、ネット上で悪口を書かれることが何度もあったからだそうです。
アクセサリーとしてヘルプマークを着用したり、転売する人がいることもあり、本当に病気で必要としている人が着けていると認識してもらえないケースもあるようです。「総合すると今はヘルプマークをつける方が損なのかなと思ってしまいますね」と、複雑な心境を吐露しました。
それでも変わらない、周囲への感謝と前向きな姿勢
一方で、間瀬さんは多くの優しい人たちとの出会いも語ります。電車で席を譲ってくれた強面の男性や、様々な形で助けてくれる人たちに支えられていることを感謝しています。「8割くらいは優しい人」がいるからこそ、前向きに活動を続けられていると言えるでしょう。
間瀬さんの活動は、難病や障害を持つ人たちへの理解を深め、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けて、私たちに大切なメッセージを伝えています。