アニメ「パリに咲くエトワール」冒頭11分公開!時代考証のスペシャリストが明かす、こだわりポイント
アニメ「コードギアス」シリーズや「ONEPIECEFILMRED」などで知られる谷口悟朗監督のオリジナル劇場版アニメ「パリに咲くエトワール」の、約11分に及ぶ本編冒頭映像がYouTubeで公開されました!
夢と希望が交差する物語の始まり
1900年代初頭のパリを舞台に、画家を夢見るフジコとバレエに心ひかれる千鶴が、困難な時代の中、諦めずに夢を追い求める姿を描いた本作。公開された映像では、フジコと千鶴の横浜での運命的な出会いや、フジコの画家への葛藤、そして叔父の若林と共にパリへ旅立つ姿が描かれています。
ベル・エポックの時代を徹底再現!時代考証のスペシャリスト・白土晴一氏のこだわり
第一次世界大戦前の、様々な文化が花開いたベル・エポックの時代を舞台とする本作。マンガ、アニメ、ゲーム、小説の設定考証を幅広く手がける白土晴一氏がリサーチャーとして参加し、街並みから人々の暮らし、小道具に至るまで徹底的に調べ上げ、細部にまでこだわりが詰まっています。
こだわりの3つのポイント
白土氏は、作品のこだわりポイントを3つピックアップ。
フジコの叔父・若林が持つカメラ
「横浜のゲーテ座で若林が持っているカメラは、明治37年に発売された『チャンピオン手提暗函』をモデルにしています。日本の国産カメラの中でも最も古いものの一つで、日本カメラ博物館様のご協力で実物を撮影させていただきました。しかし、実際にどうやって持って撮影するかなどはよく分かりません。そこで構造や形状が近そうな当時のカメラ『BrownieNo.2』などの資料から、持ち方や撮影の仕方などを推測しました」と、徹底的なリサーチによる再現に力を入れたことを明かしています。
継田家の設定
「高田馬場の周辺と設定しました。明治の高田馬場は1910年(明治43年)に鉄道院山手線『高田馬場駅』が開業したばかりで、落合崖線沿いには金持ちの別邸などもある自然を残した邸宅街。家のモデルは文豪・夏目漱石が晩年に住んだ邸宅で、特に継田父がいる部屋は、門下生が出入りしたとされる漱石の書斎『漱石山房』などを参考にしています。しかし、和室に洋式の家具が配置された和洋折衷的なレイアウトにするため、細かい部分は複数の幕末、明治の建築を組み合わせたものになっております」と、歴史的背景を踏まえたリアルな描写に注目です。
「パリに咲くエトワール」は、美しい映像と緻密な時代考証によって、100年前のパリを鮮やかに描き出しています。ぜひ、冒頭映像をチェックして、作品の世界観に浸ってみてください!