吉田鋼太郎さん、紫綬褒章を受章!50年の舞台人生を語る「無欲で続けられた」
俳優の吉田鋼太郎さん(67)が、この度紫綬褒章の内定を受けられました。高校時代にシェイクスピアに感銘を受け俳優を志し、以来50年以上にわたり舞台に情熱を注いできた吉田鋼太郎さんの功績が、国の文化勲章の一つである紫綬褒章によって称えられました。
シェイクスピアとの出会いと蜷川幸雄監督との出会い
吉田鋼太郎さんは、18歳の時にシェイクスピア喜劇「十二夜」を観劇し、俳優を志しました。その後、劇団「シェイクスピアシアター」などを経て、亡き演出家、蜷川幸雄さんの舞台に欠かせない存在となります。蜷川監督との出会いは、吉田さんの俳優人生における大きな転機となりました。
明快なせりふ術と芸術監督就任
吉田鋼太郎さんは、その明快なせりふ術で定評があり、多くの観客を魅了してきました。また、彩の国さいたま芸術劇場がシェイクスピアの全戯曲を上演する企画の芸術監督を、「世界のニナガワ」こと蜷川監督から引き継ぐという快挙も成し遂げています。まさに自他ともに認めるシェイクスピア役者と言えるでしょう。
現在稽古中の「リア王」への挑戦
現在、吉田さんは「リア王」の稽古に励んでいます。「感情の振り幅が大きく、演じるのが非常に難しい」と語りつつも、「50年間逃げ出さなかったのは、好きなんでしょう」と、舞台への愛情を語りました。体力、精神力、知力をフル回転させる「リア王」は、吉田さんにとって大きな挑戦であり、ライフワークとなる可能性を秘めています。
50年の舞台人生を支えた「無欲」
吉田さんは、人生で長続きしたのは「無欲で続けられた」という芝居だけだと語ります。しかし、今は「リア王」をライフワークにするという新たな「欲」が芽生えているとのこと。紫綬褒章の受章を機に、更なる活躍が期待される吉田鋼太郎さんの今後の舞台にご注目ください。