村田製作所、今期純利益25%増予想!データセンター需要増で増配も
村田製作所が30日、2027年3月期の連結純利益予想を発表しました。その結果、前年比25.3%増の2930億円となり、好調な業績が期待されています。データセンター向け需要の増加が主な要因で、年間配当も70円と前期から5円増配される予定です。
データセンター需要が業績を牽引
今回の業績予想では、売上収益も7.1%増の1兆9600億円と2期連続の過去最高を予想。営業利益は34.8%増の3800億円と大幅な増益を見込んでいます。これは、データセンター関連需要の増加による生産増と、高付加価値製品へのシフトが大きく貢献していると考えられます。
積極的な投資と株主還元
村田製作所は、今後の成長に向けて積極的な投資も計画しています。設備投資は2500億円と前期と同水準を維持し、特にコンデンサー関連に今期400億円、来期も400億円の追加投資を実行する予定です。また、最大7500万株・1500億円を上限とする自社株買いも発表しており、株主還元にも力を入れています。
不正アクセス問題について
2月に発覚した不正アクセス問題については、約8.8万件の情報漏洩の可能性があるものの、システムは正常に稼働しており、生産・販売活動への影響はないとしています。現在、本格的な調査が進められています。
26年3月期実績
26年3月期の連結営業利益は前年比0.8%増の2818億円、純利益はほぼ横ばいの2339億円でした。スマートフォン向け市場は縮小傾向にあるものの、サーバー向けコンデンサーの需要増加やコスト削減努力により、業績を維持しています。
今回の業績予想は、アナリストの予想平均値3073億円を下回っていますが、今後のデータセンター市場の成長や、村田製作所の技術力、積極的な投資戦略などを考慮すると、さらなる成長が期待できるでしょう。