井岡一翔、世界5階級制覇の夢破れる…井上拓真との激戦で初黒星
WBC世界バンタム級タイトルマッチが2日、東京ドームで行われ、井岡一翔選手(37)が王者・井上拓真選手(30)に0-3の判定負けを喫し、日本人初となる世界5階級制覇を逃しました。試合後、井岡選手は頭部外傷の診断を受け、会見をキャンセルして病院へ直行しました。
スピードの違いが勝敗を分けた
井岡選手はこれまで日本人との対戦で6勝0敗を誇っていましたが、7戦目にして初めて黒星を喫しました。試合では、井上選手の驚異的なスピードに苦しみ、2回と3回にダウンを奪われる苦戦を強いられました。井岡選手の卓越した技術は発揮されず、井上選手との間合いをなかなか取れませんでした。
潔く敗北を認める井岡選手
判定を聞いた井岡選手は、潔く井上選手の勝利を認めました。試合後、両選手は健闘をたたえ合うように握手を交わしました。井岡選手は、5階級制覇を目指してバンタム級に転向しましたが、今回の結果でその夢は途絶えました。
5階級制覇への道のり
井岡選手は2011年にWBCミニマム級王座を獲得し、その後、WBA世界ライトフライ級、WBA世界フライ級、WBO世界スーパーフライ級と、次々と王座を獲得してきました。2019年には日本男子初の4階級制覇を達成し、今回のバンタム級での挑戦で、さらに歴史を塗り替えることを目指していました。
今後の展望
今回の敗戦で、井岡選手の今後のキャリアに注目が集まります。37歳という年齢を考えると、今後の挑戦は容易ではないかもしれませんが、井岡選手の不屈の精神と高い技術は、今後もプロボクシング界を盛り上げてくれることでしょう。
今回の試合は、プロボクシングファンにとって非常に残念な結果となりましたが、井上拓真選手の勝利は、今後のバンタム級に新たな活気をもたらすことになりそうです。