ミラノ・コルティナ五輪、会場間の移動が“悪夢”!?18時間以上かかるルートも…現地メディアが交通問題に警鐘
現在開催中のミラノ・コルティナ五輪で、会場間の移動が予想以上に困難であることが判明しました。イタリアの日刊紙『CorrieredellaSera』は、史上初の2都市開催という特殊な形式が、物流に大きな影響を与えていると報じています。
異例の2都市開催が生む問題点
ミラノ・コルティナ五輪は、建設費用を抑えるため、既存の会場を最大限に活用しています。しかし、その結果、8つの競技会場が約2万平方キロメートルの範囲に点在する異例の状態となっています。そのため、会場間の移動に膨大な時間がかかるケースが発生しているのです。
例えば、コルティナのカーリング会場から、スイス国境に近いリヴィーニョのスノーボード会場までの公式アプリによる「最適ルート」は、なんと18時間6分!日帰りで複数の会場を回ることは、ほぼ不可能に近い状況です。
「物流の悪夢」と嘆くメディア
米紙『NewYorkTimes』のローマ特派員ジェイソン・ホロウィッツ氏は、この状況を「物流の悪夢だ」と表現。大会期間中、住民が通勤のために特別な通行証を取得せざるを得ないなど、住民からの不満の声も上がっていると報じています。
交通トラブルも発生
実際に、バスに“乗車拒否”された11歳の少年も話題になりました。通常運賃の乗車券しかもっていなかった少年は、大会期間中の特別料金で運賃が引き上げられたため、バスに乗ることができず、寒空の下を6キロも歩いて帰宅せざるを得ませんでした。(
運営への影響も懸念
運営関係者も、雪と氷の混ざった路面状況が物流に影響を与える可能性を懸念しており、大会の円滑な運営が危ぶまれています。ミラノ・コルティナ五輪の交通問題は、今後の大会運営において大きな課題となるでしょう。