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アルゼンチン空軍、10年ぶりに超音速戦闘機F-16を再導入!パイロット育成にも注力

投稿日:2026年03月04日

かつて“南米航空大国”と呼ばれたアルゼンチンが、約10年ぶりに超音速戦闘機を手に入れ、空軍力の再強化を図っています。さらに、パイロットの育成体制も充実させ、自国での運用能力向上を目指しています。

デンマークからの中古機、最新レベルに改修

アメリカ国防総省は2026年2月24日、アルゼンチン空軍向けF-16戦闘機の教官訓練を目的とする契約を、民間軍事航空会社TopAces(トップエース)と締結したと発表しました。2026年12月には、デンマーク空軍で使用されていたF-16ブロック15をベースとした6機がアルゼンチンに納入され、2015年に退役したダッソーミラージュIII以来の超音速戦闘機不在の状態が解消されました。

今回導入されたF-16は、デンマークの防衛・航空宇宙企業テルマによって改修されており、最新型であるF-16V(ブロック70)に近い性能を持つとされています。センサーやミッションシステム、電子戦能力などが大幅に向上し、現代の戦場に対応できる戦闘機となっています。

自国でのパイロット育成体制を確立へ

アルゼンチンはデンマーク政府と計24機のF-16を購入する契約を締結しており、今後も追加の機体が順次配備される予定です。しかし、戦闘機を導入するだけでなく、それを運用できるパイロットの育成も重要な課題です。

そこで、アメリカ国防総省はTopAcesと契約を結び、アルゼンチン空軍のF-16教官を養成するための訓練プログラムを実施します。この訓練プログラムは、アルゼンチン国内でF-16パイロット訓練を完結できる体制を整備するためのもので、約3320万ドルが計上されています。訓練は2029年6月30日までに完了する予定です。

TopAcesとは?

TopAcesは、カナダのモントリオールに本社を置く民間軍事航空会社です。カナダ空軍出身者らによって設立され、仮想敵機(アグレッサー)訓練、戦闘機パイロットの戦術訓練、電子戦訓練支援、整備・技術訓練支援などを手がけています。今回の契約は、F-16販売に関連する包括的パッケージの一部として米国側が提案したもので、アルゼンチン国防省によれば、2024年12月に米国と締結した契約の合意額の範囲内で実施されます。

アルゼンチン空軍は、F-16の導入とパイロット育成体制の強化を通じて、南米地域における防衛力の向上を目指しています。今後のアルゼンチンの空軍力の発展に注目が集まります。

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