3.11当日、保育園に子ども、夫は連絡不能。26歳だった母が振り返る「あの日のリアル」
震災を知らない世代へ。当時の詳細なメモから読み解く「パニックと行動」
2011年3月11日、東日本大震災が発生したあの日。当時26歳だった漫画家のアベナオミさんは、1歳7ヵ月の子どもを保育園に預け、自身は宮城県利府町にいました。夫は塩釜市の職場にいましたが、地震発生直後から連絡が取れない状態が続きます。保育園への迎え、家族の安否確認、そして迫りくる津波のニュース。後に防災士となったアベナオミさんが、自身の詳細なメモを元に当時の状況を綴った著書
「夫の無事は?」暗闇と不安の中で考えた、家族の安全
地震発生後、自宅の被害を確認し、保育園へ息子を迎えに行き、さらに夫を迎えに行くために車を走らせたアベナオミさん。道中では食料を求めるコンビニの長蛇の列を目にし、日没後にはライフラインが途絶えた自宅で「夫にもしものことがあったら」という最悪の想像と戦っていました。深夜22時、夫が無事に帰宅するまでの長い時間、一人の母としてどう行動したのか。今、私たちが災害に備えるべき具体的な教訓がそこにあります。「震災を経験していない世代にこそ、当時のリアルを知ってほしい」と語る著者の記録は、防災の重要性を改めて問いかけています。