巨人・阿部慎之助監督の暴行逮捕報道に笠井信輔アナが苦言「娘が十字架を背負うのはかわいそう」
通報した娘が「反省」させられる現状に疑問を呈する
読売ジャイアンツの阿部慎之助監督が、自宅で18歳の長女に暴行を加えたとして逮捕されたニュースは、日本中に大きな衝撃を与えました。この報道を受け、フリーアナウンサーの笠井信輔氏が自身のブログを更新。事件そのものよりも、「警察の発表内容」や「メディアの報道姿勢」について強い違和感を表明し、大きな注目を集めています。
児童相談所の対応は評価しつつ、警察の発表に警鐘
笠井氏は、暴行を受けた長女が自ら児童相談所に通報し、それによって警察が忖度なく動いたことについて、「児童相談所が機能していないと言われる中で、しっかりとした対応だった」と評価しました。しかし、問題視したのはその後の警察の発表です。笠井氏は「誰が通報したかという詳細を公表したことで、長女が今後『父親を通報した娘』というレッテルを貼られかねない」と指摘。さらに、「もし今後チームの成績が悪化した際に、この逮捕劇と結びつけて批判される可能性もあり、長女が十字架を背負わされるのはあまりにもかわいそう」と、被害者側の心理的負担を慮りました。
「通報をためらわせる社会」への懸念
また、笠井氏は「『児童相談所に頼るとこんな大事になる』と子供たちが認識してしまえば、助けを求めることをためらってしまうはずだ」と、今後の悪影響についても言及しました。特に、報道の中で長女が「通報したことを反省している」と伝えられている点に対して、「なぜ被害を受けた子供が反省しなければならないのか」と強い疑問を投げかけています。メディアに対しても、「事実を伝えることは重要だが、『家族が通報した』という表現に変えるなど、子供のプライバシーと人権に配慮した報道ができたのではないか」と、情報の見せ方について再考を促しました。
事件の詳細はメディアの判断も問われる
もし今回の情報が警察発表ではなくメディアによる独自取材(スクープ)だった場合、報道機関側が自らの倫理観を問うべきだと笠井氏は主張しています。「有名人の家族」であるがゆえに必要以上に注目を集めてしまう事態に対し、プロの視点から「情報の出し方、報じ方」の在り方を問い直した今回のブログ記事。SNS上でも「確かに娘さんの将来が心配」「被害者が一番の被害者になるのはおかしい」といった共感の声が相次いでいます。事件の真相解明とともに、こうした報道のあり方も改めて議論の対象となりそうです。