なぜ大谷翔平は代打で出なかった?ロバーツ監督が明かした「幻の10回」という誤算
「代打・大谷」を温存した指揮官の狙いとは
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が、敵地でのダイヤモンドバックス戦でまさかのベンチスタートとなりました。前日の「リアル二刀流」出場に伴う予定通りの休養日でしたが、試合終盤の緊迫した場面でも大谷選手の姿が打席に現れることはありませんでした。チームはサヨナラ負けを喫し、ファンからも「なぜあそこで大谷を出さないのか?」という疑問の声が上がりました。試合後、ロバーツ監督がその“温存”の真相について語りました。
「敬遠」と「守備陣形」が招いた苦渋の決断
試合は2対2の同点で9回裏へ。ドジャースはベンチの野手をほぼ使い果たしており、残された切り札は大谷選手のみという状況でした。9回表の攻撃、2死からスミス選手が二塁打を放ちましたが、ロバーツ監督はここで大谷選手を代打に送ることはせず、エスピナル選手に託しました。結果は空振り三振。指揮官はこの決断の理由を、延長戦を見据えた戦略的判断だったと明かしています。「9回に翔平を出せば、相手は間違いなく敬遠を選択しただろう。その後の打順や、延長戦での守備陣形を考えたとき、ベンチの層が薄い中では10回に切り札を出すのが最善だと考えた」と語りました。
結果的に残った「後悔」と次戦への課題
もし9回に大谷選手を起用していた場合、DHが消滅するため、守備のやりくりに大きなパズルが生じる状況でした。しかし、その延長戦へ持ち込む前にチームがサヨナラ本塁打を浴びて敗戦。結果として「幻の10回」は訪れず、最善を期したはずの起用が裏目に出る形となりました。